Nintendo Switchとドック

Nintendo Switchの発表時のプロモーション映像で、
TVモードの状態でドックから本体を引き抜いて
瞬時に携帯モードに変わる様子を紹介していました。
これは確かに事実です。しかし逆は真ではありません。
ドックに戻しても携帯モードからTVモードへは瞬時とはいきません。
多分HDMIのネゴシエーションに時間がかかっているのでしょう。
ドックはHDMIの論理的接続を維持してくれているわけではないので、
本体とドックが合体したと同時に本体とテレビの接続処理が
始まるということのようです。
もちろんテレビで地デジを視ているときに、
Nintendo SwitchがTVモードになっても、
勝手にそっちにスイッチはしません。
テレビのリモコンで入力切替してやる必要があります。
その分の手間と遅延もあります。まあそれは常識ですけど。

Nintendo Switch本体とドックの接点はUSB Type-C端子1つのみです。
マイクロUSBの着脱は結構固いイメージがありますが、
Type-Cはそれよりは柔らかい感じで、
ドック奥にある位置合わせ機構やクッション性もあって、
適当にポンと置いて横にずらせばコネクタがハマります。
ここの構造は個人的に懸念がありましたが、大丈夫そうです。

ところでこのドック、同梱のACアダプタで
電源供給してやらないとまったく動作しません。
本体の充電は当然としてもテレビへの画面出力も不可です。
ドックには常にACアダプタをつながなければなりません。
となると、携帯モードで充電しながら遊ぶには
ドックからACアダプタを抜いて本体に直接接続することになります。
しかし、ドックへのACアダプタの着脱は意外に面倒です。
よって純正ACアダプタがもう一つ欲しくなります。
市販のUSB充電器+Type-Cケーブルでとりあえず充電できる事は体験していますが、
特に両端がType-AとType-CになっているUSBケーブルに関しては、
現状どの製品でも安心して確実に充電できるとは言えず、
任天堂自身もJoy-Con充電グリップ付属のUSBケーブル、
または市販品でも「56kレジスタ(抵抗)を実装」している
(Type-Cオスコネクタ内部でCC端子とVBus端子の間に
56kΩのプルアップ抵抗がついている)ものを使用するように
アナウンスしていますし。
やはり純正ACアダプタを利用するのが最善と考えます。
あるいはモバイルバッテリーでもACアダプタでも、
Type-Cで完結するような製品を選択するのがよりよいでしょう。
その場合でもメーカーが動作確認しているものを選ぶべきです。

閑話休題、Nintendo Switch本体はドックに接続していると
本体LCDには何も表示されません。
代わりにHDMI接続したテレビに表示されます。
つまり本体だけをみてもサスペンドされているのか
テレビに表示しているのかわかりません。
もしテレビで地デジを視ていたりするとテレビでも判断できません。
そこでドックには緑のLEDがついており、
HDMIに出力していれば点灯するようになっています。
これで本体の電源状態を確認できます。
このLED、きっと最初のプロトタイプにはついてなかったでしょうね。
よく考えられています。

イヤホンについては不思議な仕様になっています。
携帯モード時にイヤホンを接続すると
本体スピーカーからの音声出力がなくなり
イヤホンから出力されます。当たり前です。
イヤホンを接続していない状態で本体をドックに入れると、
本体スピーカーからの音声出力がなくなり
テレビから出力されます。ごく普通の動作です。
ところが、本体にイヤホンを挿したままでドックに入れる、
あるいはTVモード時に本体にイヤホンを挿すと、
音はイヤホンから聞こえるのです。
つまり音声出力の優先度がもっとも高いのは
イヤホンということになります。
多分意図した仕様ではないんだと思いますが、
量産するまで気がつかなかったんでしょうかね。
ファームウェアのバージョンアップで修正はできるでしょうが、
公式サポートページでそのことを説明しているので、
今更変更することもしないでしょうね。

最後にドックについているUSB端子について。
側面に2つと裏に1つあり、現状はすべてUSB 2.0のようです。
ただし今後のファームウェアアップデートで、
裏のコネクタはUSB 3.0にアップグレードされるとのことです。
実際コネクタの色は青いですし、コネクタの中を覗き込むと、
3.0規格で追加された5ピンが確認できます。
で、これらは現在Proコントローラー等の充電とペアリング、
それに有線LANアダプタの接続に利用できます。
公式サポートによるとUSB接続外付けHDD対応予定ありだそうで、
はたしてHDDをどう使うのか興味があるところです。
WiiUと違って発売時からなかなか完成度の高い
Nintendo Switchですが、成長の余地はまだありそうです。

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