Nintendo Switch ハードウェア

去る1月13日、体験会に先立ち、
Nintendo Switchの詳細が明らかになりました。
残念ながら私は現場に行くことはできませんでしたが、
発表時のときと同様
公式発表や非公式情報を元に考察してみたいと思います。
実物を見てもないですし、実際に遊んでもいないので、
そのあたりご承知おきを。

と、その前に公式に明らかになった注目の情報について。
発売日は3月3日、価格は29980円(税別)です。
昨今スマートフォンやタブレットは非常に高くなっているので
心配はしていたのですが、それなりの安さです。
より安い25000円なら言うことなかったのですが。
ただ、ハードウェアの詳細が明かになってみると、
この価格設定は安過ぎはしないかと逆に心配ではあります。
いろいろな場面でハードウェアは赤字では売らないと
言っていたはずですが、大丈夫なのか?

なお29980円のパッケージに入っているのは
Nintendo Switch 本体、ドック、Joy-Con(L/R)(色はパッケージによる)、
Joy-Conグリップ、ACアダプタ、HDMIケーブル、
それに初出のJoy-Conストラップ×2です。
Joy-Conグリップは旧来のゲーム向けに
Joy-Con(L/R)を一体的に固定するためのものですが、
Joy-ConストラップはWiiリモコンの二刀流的な、
あるいは横持ち2人プレイとして
L/Rバラバラで使用する場合の補助部品で、
ストラップで手から落ちないようにできたり、
横持ち時のトリガが押しやすくなります。

ところで、本体同梱のJoy-Conグリップとは仕様が異なる
別売りのJoy-Conグリップも存在し、
こちらはUSB Type-Cコネクタか給電することで
Joy-Con(L/R)の充電もできるようです。
価格が2480円(税別)とのことで、
本体同梱版はもっと安くついているんでしょうね。

旧来のゲームをJoy-Conより快適に操作できる
Nintendo Switch Proコントローラー
別売りで6980円(税別)と結構値が張ります。
モダンなセンサー類、振動機能に加え
NFCリーダー/ライター機能も付いてるので
仕方ないのかもしれません。
充電用にUSB Type-Cコネクタが付いています。
機能的には

Pro = Joy-Con(L/R) + Joy-Conグリップ(別売り版)

の式が完全に成立しそうです。
なおJoy-Con(L/R)はそれぞれがリチウムイオンバッテリーを搭載し、
動作時間は約20時間ということで、
より長くゲームをしたいなる理由で約40時間使える
Proコントローラーを選ぶ、というのもありといえばありです。

今回発表されたゲームの中でも[ARMS]は、
1人がJoy-Con(L/R)を両手で持って操作するにもかかわらず、
画面2分割で2人同時プレーが可能のようなので、
少なくともSwitch1台にはJoy-Con(L/R)を2組接続でき、
L/Rを1組として2人、あるいはL/Rをバラバラにして
4人同時プレーができそうです。
WiiリモコンのようなLED4つのインジケータもありますし。
2人が2組のSwitchを持ち寄って
1台のSwitchに臨時にJoy-Con(L/R)×2を接続もできそうですが、
Joy-Con(L/R)は4480円(税別)で別売りしてくれます。
Wiiリモコン3本追加購入したことを考えれば安いものです。

別売りで特筆すべきなのは
Nintendo Switch ドックセット(ドック + ACアダプタ + HDMIケーブル)です。
2台以上のテレビでよく遊ぶ場合には便利です。
ただ価格が8980円(税別)と本体セットの3割もします。
専用ACアダプターは別売りなら2980円(税別)で、
HDMIケーブルの値段もたかが知れているので、
単純推定すればドック単体の価格は数千円程度となります。
ドックはただの箱に過ぎないと考えていましたが、
どうやらそうでもないのかもしれません。

さて、Switch本体は173×101×13.9mm、重量297gの6.2インチタブレットです。
LCDサイズ6.2インチはWiiUのGamePadと同じですが、
解像度は1280×720で1.5倍(面積は2.25倍)になっています。
HDMI出力時はいわゆるフルHDの1920×1080ということで
さらに1.5倍(面積は2.25倍)になります。

インターフェイスは無線通信がIEEE802.11ac、Bluetooth 4.1、
有線がUSB Type-Cだけのようです。
WiFiは最大8台のローカル通信とアクセスポイント経由での
インターネット通信が可能とのことですが、
これらは完全同時なのかNintendo3DS同様排他的なのかは分かりません。
他にはゲームカード(パッケージ販売用独自メディア)スロット、
microSD(/HC)(XCは後日対応)カードスロット、
イヤホン端子(マイク付き4極?)がある程度です。
ドックとの接続には本体底面のUSB Type-Cだけを用いるようで、
最新のMacBook Proよろしく、
充電/給電も周辺機器接続も映像/音声出力もなんでもかんでも
このUSB Type-Cで済ませてしまうということでしょう。
Type-Cはピンアサイン的には、Alternative modeでのHDMI出力と、
USB 2.0×2ポートがそのまま引き出せるので、
ドックには大した機能は必要ないはずです。
USB Type-C端子にモバイルバッテリーを接続できることが、
わざわざアナウンスされていますが、
内蔵バッテリーでの駆動時間が2.5~6.5時間とのことなので、
使い方によっては必要になるでしょうね。
まあ今やスマートフォンのために
モバイルバッテリーを持ち歩く方も多いので、
この辺は目くじらをたてるようなことでもないかと。
ところで本体底面に充電端子があるとテーブルモードで
遊ぶときUSBケーブルが邪魔になりそうなものですが、
そうならないよう端子は奥まったところにあるようです。

本体内蔵ストレージは32GBでWiiUプレミアムセットと同じです。
これと後挿しのmicroSDカードでセーブデータや
ダウンロード版ゲームをまかなうことになります。
WiiUの大作ゲームで10GBオーバーなんてのもあるようなので、
これで容量十分ということでもないと思われます。
もしかするとドックにUSB外付けHDDをつけておくと、
あまりやらなくなったゲームを本体メモリからHDDに退避できたり、
バックアップできたりするかもしれません。個人的希望ですが。

本体に備わっているユーザーインターフェイスは、
ボタンについては上面の電源キーと
シーソー型の音量アップ/ダウンキーだけのようです。
Bluetooth(3.0)で通信すると思われるJoy-Con等の
コントローラーをペアリングするための専用キーはなさそうです。
映像はLCD(6.2インチ、1280×720ピクセル)で
音はステレオスピーカー、ヘッドフォン/ヘッドセット端子となります。
Bluetoothヘッドフォン/ヘッドセットが使えるとうれしいですが、
Bluetoothの同時接続機器数が最大7個で
Joy-Con(L/R)×2ですでに4つ埋まっていること、
多人数プレー時にどうするのかという点、
あるいはゲームの効果音の遅延の可能性等考えると、
あまり期待しない方がいい気がしています。

LCDには静電容量式のタッチパネルを装備し、
米イマージョン社のハプティクス(触感フィードバック)技術が
採用されているっぽいです。
これまでのところタッチパネルで操作するような使用方法は
まったく提案されておらず、
そもそもドックに入れてしまうと使えないのですが、
Bluetoothのペアリングをはじめとする
設定系の操作用だけとは思えない豪華仕様なので、
この辺に関して何か隠し球がまだあるのではないかと。
メジャーなタブレット系OS用アプリケーションが動くとか、
本体とドックを無線で結ぶダミーシステム(エヴァ風)が別売りされて、
TVと本体LCDが同時に使えるようになり、
WiiUゲームのバーチャルコンソールが実現するとか?

最後に「ない」ことについて言うとすればカメラでしょうか。
おそらくコスト面で切ったのでしょう。
WiiUのGamePadにも付いてたカメラも
ほぼ使われてなかったので納得です。
そしてもう1つなくなるのが前世代機との互換性です。
おそらくSwitch開発の比較的早い時期に諦めたのでしょう。
WiiUのゲームはそんなに多くないですし、
ハードで互換性をとることにコストを費やすぐらいなら、
さっさとバーチャルコンソールを整備するのが吉ですね。

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