Windows10をMiracastレシーバに

Windows10 Anniversary Updateで
bashの次に注目していたのは
Miracastレシーバ機能です。
スティックPCDiginnos Stick DG-STK1Bでこの機能を使えば
Miracastドングルの代わりになります。
まあ結果を言ってしまうと無理でしたが。

さて、WIndows10 RedStone1の[スタート]メニューには
[接続]アプリケーションが存在します。
これを立ち上げると

<コンピュータ名>
にワイヤレス接続する準備ができました。

と大きく表示されたウィンドウが現れます。
しかし多くのPCでは、すっと待っていると

このデバイスではMiracastがサポートされていないため、
ワイヤレスではプロジェクションを行うことはできません。

と表示されます。
つまりMiracastレシーバ機能を利用するには
それなりのハードウェアが必要ということです。
幸いにも私の持っている2つのタブレット
ONDA V820wMouseComputer WN801V2-Wでは利用できました。
AndroidスマートフォンのIDOL3のシステムバーから
[画面のキャスト]を開いて、表示されている[ホスト名]を選択すると
スマートフォンで表示されている画面がそのまま
Windows10 PCにウィンドウ表示されます。
2つの端末の向きによっては非常に小さく表示されるのが難点です。
なお映像だけでなく音声もWindows10側から出力されます。
スマートフォン側をミュートしていてもPC側から音が出ます。

ただこのように正常に動作はしていても、Windows10では

このデバイスでは、保護されたコンテンツを表示できません。

と表示されます。
Miracastでは著作権保護技術としてHDCP2.0/2.1を採用していますが、
これに対応できていないということでしょうね。
ハードによってはサポートできるのかもしれません。

また動作中に[接続]アプリケーションに触れると

ワイヤレスプロジェクションを実行しているデバイスで、
このレシーバーからのタッチ入力がサポートされていません。

と表示されます。MiracastはVNCとは違い、
単なる外部ディスプレイに過ぎないので当然なのです。
Windows 10 MobileのContinuumにしても、
ただの外部ディスプレイ扱いであると認識しているのですが、
今後のバージョンアップによってVNCの様に
PC側からスマートフォンをリモート操作
できるようになるのかもしれません。

ちなみにMacBook Proでも
[接続]アプリケーションは使えますが、

このデバイスでは、ハードウェアがワイヤレスプロジェクション用
として設計されていないため、コンテンツの表示に
問題が生じる可能性があります。

と最初から表示されています。
実際しばらく繋いでいると突然切れてしまいます。

ノートPCが外部ディスプレイになったり、
WindowsタブレットがVR用モニタに使えたりしたら
面白そうだと期待していたMiracastレシーバ機能ですが、
実際に使ってみて実用性は高くないような気がしてきました。
正直有線のHDMIに対応したモバイルモニタ(HDCP対応?)
DG-NP09Dのほうが実用的に思えます。
タイムラグが許せるような用途であれば、
WindowsタブレットやNexus7(2013)
HDMIキャプチャ機器のDN-913909を組み合わせて
外部モニタにしたりとか。

Miracastが登場してから早数年。
送信側はスマートフォンが対応しているので
普及しているように見えるものの、受信側はお寒い状況です。
Windows10の対応でも打破することは難しそうですね。

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