QUIC

先日ウェブサーバをHTTP/2対応した際、
Chromeブラウザの”chrome://net-internals/#http2″で動作確認しましたが、
その下の方に”quic”の文字列がたくさんあります。
QUICはGoogleだけしか対応していないと思いきや、
“gstatic.com”ドメインなサイトがたくさんあります。
が、調べてみるとこれってGoogleのCDNだそうで、やっぱりGoogleのみなんですね。

ところで、QUICとはトランスポート層のプロトコルで、
効率の悪いTCPの代替として使えるようGoogleが開発してきましたが、
現在はTCP+SSL(TLS)+HTTPで成り立つウェブシステムを、
QUIC+HTTP/2に置き換えるための技術になっているようです。

こういうTCPの置き換えを狙ったようなプロトコルは他にもSCTPなんてのがあります。
マルチホーミングで信頼性を稼げるため
LTEの網内で使われているようです。
他にはウェブブラウザでチャットするためのWebRTCにも使われていますが、
SCTP自身には暗号化の機能がないため、
UDP向けTLSであるDTLSとの組み合わせでの採用です。

さて、TCPの置き換えなんて、かっこよくて壮大で、言うのは簡単ですが、
端から端まですべての機器が対応する必要がないの?とか思ったりもします。
まあ実質UDPの上に乗っかってるだけなので、
端と端が対応していればそれで済んでしまうんですよね。
複雑な機能はアプリケーション側で実装してしまい、
OS上はUDPに見えるというです。
将来的にはTCPなんて誰も使わない時代が来るかもしれません。

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