Nexus7(2103)にAndroid6がきた

多分こないだろうと思っていたAndroid6(Marshmallow)が、
私のNexus7(2013)にも奇跡的に来ることが10月初めに明らかになり、
一ヶ月強経って、ようやくOTAで降ってきました。
Factory Images for Nexus Devicesからダウンロードして
手動で焼くこともできましたが、急いでAndroid6を使いたい特段の理由もなく、
まあ待つのも楽しみの1つかなと。

で、アップデートのためのファイルのサイズは334.9MBとなかなかの大きさです。
そしてAndroid6にすることで
Androidバージョンは”6.0″、
Androidセキュリティパッチレベルは”2015年11月1日”、
カーネルバージョンは

3.4.0-ga5a4133
android-build@wpix7.hot.corp.google.com #1
Mon Aug 17 21:50:19 UTC 2015

ビルド番号は”MRA58V”になりました。

さて、Android6の新機能をGoogle I/Oのプレゼン資料から拾ってみると

  1. App Permissions
  2. Chrome Custom Tabs
  3. App Linking
  4. Android Pay
  5. Fingerprint Support
  6. Power management

があるみたいです。

1つ目のApp Permissionsは、
これまでインストール時にまとめて許可していたアプリケーションのパーミッションを、
実行時に個別に許可を求めるようにする変更です。
開発文書を斜め読みすると、それなりにアプリケーションを作らなければなりませんが、
アプリケーションって使いたい機能がある最古のOSバージョンに合わせて作りがちなので、
Android6が普及しないことには話にならないような気がしています。
現時点で対応アプリケーションはそう多くないと思われます。
まああるべき機能ですし時間が解決してくれるでしょう。

2つ目のChrome Custom Tabsは、
アプリケーションからChromeブラウザで特定ウェブページを開く際の
機能上、デザイン上の連携についての改善みたいです。
が、ブラウザを複数インストールしていた場合、
アプリケーション選択ウィンドウとか出てしまうんでしょうか?
それとも有無を言わさずChromeブラウザの一択となるのでしょうか?
保護すべきユーザー情報のやりとりもあるので、
不正アプリケーションに送って情報漏れするようなリスクをなくすよう
後者になるんだと思いますが、
なんだかGoogleによる囲い込みはひどくなる一方のような。
それにAndroidなんだけどChrome非搭載機(Fireタブレットとか?)も存在する中で、
それらを否定するような生態系を作ることには違和感があります。

3つ目のApp Linkingは、
アプリケーションが特定のアプリケーションを呼び出す機能の簡便化で、
呼び出されるアプリケーションのインストールまでやってしまう余計なお世話機能です。
否定はしませんが、ベンダーの囲い込みが発生して、
似たようなアプリケーションをたくさんインストールしなければならないとかありそうです。

4つ目のAndroid Payは、Apple Payの様なスマートフォンのタッチによる決済機能ですが、
支払い先となる店側に対応が必要なことを考えると、
日本での近未来中の普及は期待しないのがいいかと。
従来からのクレジットカードこそが、これからも一番便利です。

5つ目のFingerprint Supportは、ようやく実装された純正指紋認証機能です。
やっとiPhoneに追いついたというところでしょうか。
富士通などは独自APIで対応したりしていましたが、
それでは対応アプリケーションなど増えるわけもありません。
これでパスワード地獄から開放されるなら歓迎です。
ただし端末に指紋リーダーを内蔵するというのは
それ相応のコストがかかるということで、
私が買うような安めの機種で搭載されるのはいつのことになるやら。

6つ目のPower managementには加速度センサーを使ってユーザーの状態を推定し、
必要ない通信を抑える機能”Doze”が備わります。
またUSB Type-Cがサポートされるとのことです。
電力についてのUSBとのことなので、正確にはUSB Type-Cでなく
USB PDのサポートだろ、と勝手に突っ込んだのですが、
充電と電力供給の制御ができるとのことで、
なるほどそれならType-Cというのも納得です。
それならデータの向き(論理的なホスト/デバイスの関係)も
ソフトウェア制御できるようになると思われます。
もちろんType-Cコネクタ搭載機でしか意味がありません。

そんなわけで、私個人としてもNexus7(2013)にしても、
Android6になってもあんまり恩恵はないような気もします。
実際使ってみた感触はAndroid5と大して変わっていません。
私が見た範囲では、[設定]アプリケーションの[VPN]メニューに
OpenVPNの項目が並ぶようになっていることぐらいでしょうか。
ただし、VPNに関してはアップデート前につながっていた
”L2TP/IPSec PSK”の設定がつながらないようになってしまうというトラブルが…
サーバ側のログを見るとクライアントからのアクセスの形跡が全くありません。
PPTPの設定はちゃんと繋がるのですが、一体どういうことなの?

まあしかし、このAndroid6がNexus7(2013)へ提供される
最後のメジャーアップグレードと思われるので、
せいぜい使ってみるつもりではいます。