第二種電気工事士の技能試験を受けてみて

世にいろいろな試験がありますが、試験の形態は大体似たようなもので、
特別な注意事項があることはまれです。
しかし電気工事士の技能試験は特殊で、初めての受験時にかなり戸惑いました。
ということで、これから受けようという方の参考になることも期待しつつ
体験記という形で書き残しておくことにします。
なお、私が受けたのは2015年上期ですので、他の回とは差異がある可能性があります。

さて、筆記試験免除で受験申請すると、
技能試験の日までかなりの日数がありますが、
技能試験の2週間程度前に受験票が届きました。
それによると10:55には席についていなければなりません。
もちろん試験当日は余裕を持って会場入りしましたが、
席にはすでに机を傷つけないように保護板と呼ばれる
A3版ぐらいのサイズのボール紙が敷かれていました。
また[受験者のみなさまへ]なる注意事項等がかかれたA4の紙も置かれています。
その中に時間割りがあります。
それによると作業時間は11:30~12:10の40分間ですが、
試験自体は実質11:00から始まっており、
11:00以降はトイレのために離席することすら許されません。

で、10:55になると説明が始まり、この時点で試験に必要ないものを鞄に仕舞い、
足元に置くよう促されます。工具は机にぶちまけておいても問題ありません。
しかし一般的な筆記試験と同様の作業スペースしかないため工夫が必要です。
私が持って行った工具はHOZAN 電気工事士技能試験セット S18
メンディングテープ軍手で、
布尺をメンディングテープで机の手前に貼り付け、
最初に必要と思われるプラスドライバとマイナスドライバ、
それにストリッパーだけを保護板の上に置き、
あとは収納袋に収めて机の端に置いておきました。

11:00になると[受験者カード]なるA5ぐらいのマークシート用紙が配られ、
すぐに鉛筆で記入します。
これは作業時間の前までに受験票の写真を貼った部分と共に回収されました。

続いて問題用紙が配られます。
問題用紙はA4の4ページもので、
開くと問題が書いてあるので作業開始まで開くことはできません。
しかし表紙に注意事項と支給材料が書かれています。
この注意事項の中で焦ったのが、被服のはぎ取り方法についてで、
直角むきと鉛筆むきのどちらでもよいと書かれています。
一体何の事?
後で調べてみると電工ナイフで鉛筆を削るように斜めにするのが後者で、
歯を直角に当てて切り込みを入れるのが前者のようですが、
本番時は気にせず練習どおりにやればいいだろうと開き直りました。
そして支給材料の一覧を見ると、なんと[バインド線]と書かれているではありませんか。
候補問題13であることはこれで確定です。
一番最後に練習した問題ということもあり、
複線図も何となく覚えているのは好材料なのですが、
保護管の固定は1度しか練習しておらず、
良否の判定基準がよく分からないのと、
作業に時間がかかりそうなのが難点です。

今度は材料が配られます。20cm×15cm×8cmぐらいの箱です。
これは10:23に開け、10:29まで欠品や破損、ケーブル長をチェックし、
問題があればこの時に取り替えてもらいます。
中には家電製品の梱包材のようなパルプの塊に部品がきっちりはまっており、
無駄にお金がかかってる印象です。
ケーブル関係はダンボール板に輪ゴムで留められています。
また作品に取り付けるタグが入っているのでそれにはこの時に名前等書いておきます。
ついでにゴミ袋もついています。

そして10:30試験開始となります。
材料の箱が大きくて邪魔になりますし、
工具やら作品のパーツやらで机の上はもうぐちゃぐちゃです。
幸いにも施行条件が練習用教材とほぼ同じだったので、
とにかく練習どおりにこなし、
最後に名前を書いたタグを作品のどこかにくくりつけて完成です。
私の場合は思ったとおり保護管の取り付けに手間取り、
完成したのは終了2分前を切っていました。
まともに確認作業ができず、ちょっとまずい気もしています。
で、作業時間終了後にゴソゴソしていると何か言われる可能性もあるので、
終了前にはゴミをゴミ袋にまとめて入れたり、
工具を片付けたりしたほうがいいみたいです。

終了後は荷物をまとめて会場を出るの準備を整え、
係員の指示にしたがって一人ずつ退室していくのですが、
席で退出票みたいなのを受け取って、
それを部屋の出口で係員に渡し、そして出て行く流れになります。
受験者が全員退出した後で係員が作品をしまっていくんでしょう。

合否の発表は1ヶ月ほど後になります。
結果はどうなるでしょうかね。
電気的には問題ないと思われるので、
作業品質次第ということになりそうですが、
保護管のバインドが…どうなんだろ。

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