MacでWindowsを使う上での困り事

先日MacBook ProWindows7インストールしたのですが、
使う上で困ったことがいくつかあったので私の解決方法を書き残しておきます。

一番最初に気になるのが、タッチパッドの2本指スワイプで行うスクロールの方向が、
OS Xの標準と逆になっているという点です。
最近のOS Xでは上にスワイプすると下にスクロールし、
これはiPadを始めとするスマートデバイスと同様になっています。
対するWindowsは上にスワイプする上にスクロールします。
ホイール付きマウスの動作に準拠しています。
どちらが直感的かと言えば、どっちもどっちなのですが、
同じマシン上の違うOSで操作が違うのは非常に気持ち悪く、
もうスマートデバイスにすっかり慣れてしまったということでOS Xに合わせます。
つまり、Windows7をカスタマイズしてスクロールの方向を逆にしてしまいます。

最初に[デバイス マネージャー]を立ち上げ、
[ヒューマン インターフェイス デバイス]-[Apple Multitouch]の
[プロパティ]から[詳細]タブを開き、[ハードウェア ID]の内容をメモしておきます。
そして[レジストリエディタ(regedit.exe)]を立ち上げて
“HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Enum\HID”のあたりを見ます。
すると、先にメモした内容と似たような名前で、
かつその下に”FlipFlopWheel”がある項目が見つかるはずです。
私の場合は

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Enum\HID\VID_05AC&PID_0254&MI_01&Col01\9&826b34b&0&0000\Device Parameters

が該当します。
で、その中の”FlipFlopWheel”の値を”0″から”1″に変更します。
これで完了です。
スクロール向きが縦のみ逆になります。
横方向は変更できませんが仕方ありません。それでも実用には十分です。

2つ目の困り事はキーボードのキー配置です。
私がよく使うキーボードのショートカットと言えばコピーと貼り付けで、
Windowsでは[Ctrl]+[c]と[Ctrl]+[v]、
OS Xでは[Command]+[c]と[Command]+[v]となります。
これらはそれぞれPC用とMac用のキーボードを使っていると、
ほぼ同じ感覚でキーが押せるのですが、
MacでWindowsを使うと[Control]キーの位置の関係で押しにくくてしょうがありません。
過去[Ctrl]キーがMacと同じ位置にあったマシンを使っていたこともあるので、
慣れの問題と言ってしまえばそれまでですが、
同じマシン上の違うOSで操作が違うのは非常に気持ち悪いです。
Macのキーボードで[Control]キーと[Command]キーが入れ替われば
ちょうどいい感じになるんですが。

変更方法はあります。
[レジストリエディタ(regedit.exe)]を立ち上げて
“HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Control\Keyboard Layout”を開き、
そこに”Scancode Map”という名前のバイナリ値を新規に作成します。
そしてその中身を

00 00 00 00 00 00 00 00 03 00 00 00 5b e0 1d 00 1d 00 5b e0 00 00 00 00

とすれば完了です。
左の[Command]キーと[Control]キーの動作が入れ替わります。
一応設定した数列の内容を説明しておきます。
基本的に4バイトがリトルエンディアンで1ワードを構成しており、
1ワード目と2ワード目は0x00000000で固定(ヘッダ?)です。
3ワード目はそれ以降のデータ数(ワード数)で、
最後のワードは0x00000000で固定(NULL?)です。
何かの構造体っぽいですね。
で、4ワード目から最後の1つ前のワードまでは、
各ワードで1つのキーの定義をしており、
上位2バイトがキーの名前、下位2バイトがキーの役割を示しています。
0x001dは左の[Control]キー(Windowsでは[Ctrl]キー)で
0xe05bは左の[Command]キー(Windowsでは[Windows]キー)なので、
上記だとこれらを入れ替えることになります。

これでコピーが見た目上[Command]+[c]になって楽になるのですが、
変更によりThree Finger Saluteに副作用があります。
Three Finger Saluteとはいわゆる[ctrl]+[alt]+[del]のことです。
Windowsではログイン時やアプリケーションの強制終了に使ったりする例のやつです。
Macのキーボードでも[control]+[option(alt)]+[delete]で可能なのですが、
先の作業で[Control]キーと[Command]キーを入れ替えると使えなくなってしまいます。
しかし代替キーが用意されていて、
[command(contorolと入れ替えられている)]+[fn]+[option(alt)]+[delete]
でなら入れ替えていても可能です。
4キー同時押しとはなかなか厳しいですが仕方ありません。

最後に日本語の入力切り替えです。
Windowsでは([Alt]+)[半角/全角]キーで[半角英数]と[全角ひらがな]を切り替えますが、
Macのキーボードにそんなキーはありません。
OS Xではトグル操作ではなく、[英数]キーと[かな]キーで直接モードを切り替えるからです。
とりあえずはマウスで[言語バー]を操作することで切り替わりますが、
さすがにそれでは使い勝手が悪すぎます。
まあMacキーボードでWindows上の入力切り替えられるように設定できますのでご安心を。

[言語バー]の[設定]から開くウィンドウで[全般]タブを選び、
[Microsoft IME]を選択して[プロパティ]をクリックして新たなウィンドウを開きます。
[編集操作]タブのキー設定で[変更]をクリックし、[キー設定]タブの表を編集します。
[*キー]フィールドが”Ctrl+SPACE”の[入力/変換済み文字なし]フィールドで
[変更]をクリックし、”-“を”IMF-オン/オフ”に変更します。
これで[Control]+[Space]で[半角英数]と[全角ひらがな]が切り替えられるようになります。
まあ先ほど[Control]キーと[Command]キーを入れ替えたので、
キートップ的には[Command]+[Space]にはなりますが。

広告