MacBook ProのHDD換装

購入から1年以上経ち無償保証期限を過ぎた私のMacBook Pro(Mid 2012/13inch)。
Windows7を購入したし、OS X Yosemiteも出たしということで、
昔から考えていたHDD換装をしてみることにしました。
移行先は新規購入したSeagate社製のST2000LM003です。

MacBook Proを裏返してヒンジを奥(上)側に向けたとき、
周辺部を取り囲むように小さいプラスのネジが10本あり、
ヒンジに沿った奥の列(上列)の右側3本が長いネジ、他の7本は極短のネジとなっています。
これら10本のネジをすべてとるとヒンジ側を軽く持ち上げることで底面パネルが外せます。
構造的には丈夫な枠(側面)に底面でふたをするような恰好です。
注意点としては、ネジが非常に小さいのでなくさないようにすることと
ネジ山を潰さないようにすることでしょうか。
以後方向を表す言葉はこの本体の置き方を基準とすることにします。

さて、底面パネルを外すと左上にDVDドライブ、左下にHDDがあります。
HDDは直接ネジで固定されているわけではありません。
HDDには通常側面に4つのネジ穴が開いていますが、
MacBook Proではここに頭が円筒上のトルクスネジがねじ込まれていて、
このネジ頭の円筒を挟み込むことで本体に固定しています。
この挟み込んでいるのがHDDの上下の黒いプラスチック部品で、
上側の部品を固定している2つのプラスネジを緩めると、
その固定部品の表面側半分が外れ先のネジ頭が露出します。
HDDの上側を本体から少し浮かせ、ゆっくり上側にスライドすると
HDD下側のネジ頭が下側固定部品の固定穴から出てきて、
HDDが本体から離れるようになります。
最初からセットされているHDDには
フィルム状のつまみが接着されているのでこれで浮かせられますし、
そうでなくても小さいマイナスドライバーか何かで起こせます。
この時気を付けるべきなのが接続ケーブルです。
メイン基板から延びているフラットケーブルはHDDと本体との隙間を這って
HDDの左側のコネクタまでつながっています。
このケーブルにダメージを与えるとえらいことになるので、
HDDを動かす際は妙な力を掛けないよう十分注意しましょう。
またHDDのコネクタからケーブルを外す際はそれほど力を入れなくても大丈夫なので、
一番外の部分を十分注意しながらゆっくり抜いていきましょう。
ついでに静電気で壊さないように最低でも作業の開始前には手を金属に触れさせておきましょう。

HDDが完全に本体から離れたら、HDDについている4本のトルクスネジを外します。
ネジ頭が大きいのでペンチで外すことも出来るかもしれませんが、
専用のトルクスドライバーを使うことをお勧めします。
で、外したトルクスネジを移行先となる新しいHDDにねじ込んで、
先ほどとは逆の手順で本体にはめ込みます。
ここで注意するのはヒンジ側の4本のネジは本体に対して垂直に締めるのに、
その他の6本の向きは底面パネルの曲面の法線になっているということです。
つまり本体からするとネジの向きは斜めになるということです。
作業的には底面パネルが多少動くようにしながら、とりあえず10本のネジを緩めにねじ込み、
その後にネジをキツめに締めればきっちり取り付けられます。

ハードが終わったら次はソフトです。
まっさらなHDDに交換した直後はパーティションの認識すらできず、
電源を入れていくら待っても起動できないマークが表示されるだけです。
もしリカバリーのためのメディアもOS Xのインストーラもなくどうしようもない状態にあっても
Macには救済システムがあり、
[option]キーを押しながら本体電源を入れて[ネットワークを選択]で
インターネットに出ていける適当な無線LANアクセスポイントを選んで接続すると、
しばらくして[Internet Recovery]が出現し、
ネットワーク越しにOS Xがインストール出来ます。
もちろんそれなりのデータダウンロードが必要なわけであくまでも緊急事態用です。

通常はMac起動時のキーコンビネーションにあるように、
DVDドライブにOSのインストールDVDをセットするかインストールUSBメモリ挿して、
[option]キーを押しながら本体電源を入れてそれらインストーラを選択するか、
[c]キーを押しながら本体電源を入れてそれらを自動起動させます。
まあ内蔵HDDが空だと何もしなくてもそれらメディアから起動されますが。

さて、インストール用メディアからのブートにより[OS X ユーティリティ]が立ち上がります。
最初に行うのはHDDの初期化です。
[ディスクユーティリティ]を開き、新しいHDD(私のケースでは[2TB ST2000LM003 HN-M201RAD Media])を選び、
[パーティション]タブの[オプション]ボタンで”GUIDパーティションテーブル”を選択して、
[パーティションのレイアウト]を[1パーティション]とし、
[名前]を”OS X”、[フォーマット]を”Mac OS 拡張(ジャーナリング)”、[サイズ]を”2TB”と設定します。
その後は[OS Xをインストール]を起動し、
メッセージにしたがってOSをインストールすればめでたくHDD換装の完了です。

外したHDDはUSB接続HDDケースに入れて外付けHDDにしておきましょう。
ボリュームの名前は”Macintosh HD”となっているはずです。
Macでは[option]キー押しながらの起動で外付けHDDからでもOS Xが起動できるので、
万一古い環境(旧バージョンOS)が必要になったときには外付けHDDからの起動で何とかできます。