iPadとAdHoc配布

先週末行きつけの美容院で髪を切ったときの話です。
クレジットカードで支払いしようとすると、いつもなら専用決済機を使うのですが、
いきなりiPad miniを出してきて、そのイヤホン端子に磁気カードリーダーを挿し、
それで決済しました。リーダーについていたマークから察するに[楽天スマートペイ]のようです。
また、しばらく前に回転寿司のくら寿司に行ったときには
注文端末がiPadになっててビビりました。

数か月前にもauショップのウェルカムガチャ端末がiPadであると書きましたが、
以前なら専用端末を起こさざるを得なかったような用途に、
汎用のタブレット端末を持ってきてソフトだけつくってしまう、
さらにもし必要なら元締めとなるサーバソフトだけ作ることで、
世の中の結構な範囲がカバーできてしまいます。
今汎用機たるスマートフォンの普及により、
コンパクトデジカメのような専用機が駆逐されつつありますが、
レジスタや券売機といった業務用専用機までも駆逐するようなことまで
起こるかもしれませんね。

さて、ここで疑問なのはなぜAndroidではなくiPadなのかです。
楽天スマートペイではエンドユーザの選択によりAndroidも使えるのでおいておくとし、
ウェルカムガチャのときはauの在庫処分かとも考えたのですが、
くら寿司の場合それはないでしょう。
Androidなら自前で開発したアプリケーションのインストールなど何も制限ないのに、
わざわざiPadを選ぶのは何か理由があるはずです。

で、今回調べていて知ったのはiPadのAdHoc配布です。
iPadの開発者アカウントを持っていると100台までに
開発中のアプリケーションをインストールしてテストできるのは
以前から知っていたのですが、これをAdHoc配布と言うそうで、
iOS Enterprise Developer Programなる契約をアップルと結ぶことで
100台以上の利用が可能となるんだそうです。それなら納得です。

その場合でも、契約が有料であったり、
アプリケーションの開発にMacが必要だったり、
あるいはiPad自体が高かったりというような部分で
Androidよりは敷居が高くはなりますが、
逆にそこに目をつむればAndroidの短所が見えてきます。
つまり、OSはドラスティックに気まぐれにしょっちゅう仕様変更が発生し、
端末もメーカーの都合や気分でサイズなどがコロコロ変わり、
保守や調達の面でめんどくさいことになります。

スティーブ・ジョブスがiPadに対しそこまで考えていたとは思えませんが、
どうやらiPadは一般人が考える以上に世界を変えているようです。