Android ‘L’

先日Nexus7に4.4.4がきたけど5.0と思われる’L’は来ないなあみたいなことを書きましたが、
実は私のNexus7(2013/WiFiモデル)には’L’が来てました。
正確にはプレビューサイトからダウンロードして書き込めるということですが、
さすがにメインで使っている機器にプレビューとか入れたくはないので、
正式にアップデートが来るまで素直に待つことにします。

さて、先のGoogle I/O 2014で次期Andoridの’L’についていろいろ明らかになっていますが、
いよいよ来るべきときが来たのではないかと危惧しています。
というのも、発表されている事柄から想像を膨らませると、
未来にはもはや自由はないのではないかと思えるからです。
AndroidがWindowsのようになるのではないかと。

Googleとしては各デバイスメーカーが勝手にカスタマイズすることを
もはやよしとはしていない節があります。
そして各デバイスメーカーのアップデート(セキュリティパッチ含む)提供の
しなさにも業を煮やしているように見えます。
もしかすると’L’からはGoogleがOSとしてのAndroidをバイナリ提供し、
端末メーカーはブートローダとデバイスドライバのカーネルモジュール、
それに独自アプリケーションをつくる以外に触りようがなくなるかもしれません。
このことはエンドユーザやアプリケーション開発者には歓迎すべきことかもしれませんが、
デバイスメーカーにとってはWindows PCのように、
もはや差別化するすべを失う危険をはらんでいます。
GoogleがNexusをやめるなんてうわさもありますが、
もし私の予想があっているなら、自らリファレンス機を出す必要はなくなり、
納得のいく話ではあります。
デバイスメーカーであるMotorolaを売り払ったことも考え合わせると、
Googleは純粋なAndroidの提供元になろうとしているのかもしれません。

そもそもAndroidが発表されたとき、
私としては組み込みLinuxに標準GUIを与えてくれる救世主になることを期待したのですが、
いろいろと明らかになるにつれ期待したのと方向が違うことに愕然としたものです。
スマートフォンもタブレットも、今や組み込み機器ではなくなっている現状では、
Googleが私が予想したのと同様に行動したとしてもかえって合理的なのですが、
私のような組み込み機器のエンジニアからすれば残念です。
心配が杞憂に終わることを願うばかりです。