コンテンツ権利保護専用方式

まったく知らなかったのですが、
2013年4月から”コンテンツ権利保護専用方式”が全国で始まっているそうです。

地デジやBS/CSデジタルテレビ放送を受信する際にB-CASカードが必要なことは周知の事実ですが、
小さい機器に搭載するにはあまりにもでかいため、
何も挿さなくてもいいようにするための規格がいわゆるソフトCASで、
“コンテンツ権利保護専用方式”というのがそれのようです。

で、”コンテンツ権利保護専用方式”とはどういうものかというと、
地上放送RMP管理センターのサイトに載っていました。
曰く、

"コンテンツ権利保護専用方式"は、B-CAS方式と同様、3重鍵暗号方式を基本としています。
放送局では、「番組コンテンツ」を、スクランブル鍵(Ks)を鍵として暗号化して伝送し、
受信機で復号されて視聴できるようになります。
また放送局から受信機には、現在のB-CAS方式の関連情報に加えて、
受信機共通の関連情報として「コンテンツ権利保護専用方式ECM信号」、
受信機識別単位の関連情報として「コンテンツ権利保護専用方式EMM信号」 を伝送します。
"コンテンツ権利保護専用方式"の技術詳細については、下記資料を参照下さい。
標準規格「ARIB STD-B25」第3部
技術資料「ARIB TR-B14」第五編第二部

だそうです。
つまり、映像や音声は今までどおりに暗号化して、
その復号鍵を含んだB-CASで解読できる信号を従来どおり付加するものの、
“コンテンツ権利保護専用方式”で解読できる信号も追加しているということで、
これをサイマルクリプト運用と呼ぶのだそうです。
B-CASと”コンテンツ権利保護専用方式”には互換性がないということですね。
ちなみに”コンテンツ権利保護専用方式”は地デジにしか使われないということです。
まあBS/CSではパラボラアンテナが必要なので、
それよりはるかに小さいB-CASカードが必須でも大した問題ではないでしょう。
が、普通の三波対応テレビを作る場合に
地デジだけ”コンテンツ権利保護専用方式”を使い、BS/CSはB-CASという意義はないので、
“コンテンツ権利保護専用方式”は超小型機器専用ということになりそうです。
うーん、なんかワンセグみたいな感じで将来的に盲腸になりそうな気が…

さて、このサイマルクリプト運用が原因で障害が出ているテレビ等があるようで、
ファームウェア更新で解決しているようですが、
私のテレビはすでにテレビから撤退して久しいビクター製なので
不具合が起こった場合どうしてくれるのかちょっと心配です。
今のところ問題はなさそうですが。