WiiUの高速化(春)

2013年4月26日、ついにWiiUのファームウェアがアップデートされました。
バージョンは”2.1.3J”から”3.0.0J”となりました。
当日昼前にeショップのメンテナンスがあることがその前日に通知されてきたので、
メンテナンス後にアップデートが公開されると予想していましたが、やはりそのとおりでした。
なお、実効速度1.5MbpsのADSLでダウンロードに30分、インストールに15分かかりました。

さて、3.0.0Jでは懸案だった動作の緩慢さがある程度解消されることが謳われていたので、
どれぐらい高速になったのか、アップデート前後で比較してみました。

GamePadで電源オンしてからログイン画面になるまでの時間

  1回目 2回目 3回目 4回目 5回目
2.1.3J 28秒 25秒 22秒 22秒 22秒
3.0.0J 22秒 19秒 18秒 19秒 18秒

これはPlayStation3の20秒と比べて遜色ありません。
WiiUの場合はログイン操作分これより時間がかかってしまうのですが、
時代の流れですのでこれは致し方ないでしょう。
そのかわり電源オフのときはいろいろ選択させられるPS3よりWiiUのほうが簡単です。

New スーパーマリオブラザーズ U(ディスク版+アップデート@8GB内蔵ストレージ)において、WiiUのトップメニューで起動してからタイトル画面直前の注意画面まで

  1回目 2回目 3回目 4回目 5回目
2.1.3J 36秒 23秒 22秒 27秒 21秒
3.0.0J 11秒 11秒 12秒 12秒 12秒

New スーパーマリオブラザーズ Uのタイトル画面からゲーム終了してWiiUのトップメニューまで

  1回目 2回目 3回目 4回目 5回目
2.1.3J 40秒 26秒 31秒 35秒 26秒
3.0.0J 9秒 9秒 9秒 9秒 9秒

[お知らせ]立ち上げ

  1回目 2回目 3回目 4回目 5回目
2.1.3J 19秒 19秒 19秒 18秒 18秒
3.0.0J 9秒 6秒 7秒 7秒 7秒

[お知らせ]終了

  1回目 2回目 3回目 4回目 5回目
2.1.3J 25秒 27秒 27秒 26秒 26秒
3.0.0J 9秒 9秒 9秒 9秒 9秒

[ブラウザ]立ち上げ

  1回目 2回目 3回目 4回目 5回目
2.1.3J 10秒 8秒 7秒 8秒 8秒
3.0.0J 7秒 3秒 3秒 3秒 3秒

[ブラウザ]終了

  1回目 2回目 3回目 4回目 5回目
2.1.3J 8秒 3秒 3秒 3秒 3秒
3.0.0J 2秒 1秒 1秒 1秒 1秒

[設定]立ち上げ

  1回目 2回目 3回目 4回目 5回目
2.1.3J 17秒 17秒 17秒 17秒 17秒
3.0.0J 11秒 8秒 10秒 8秒 9秒

[設定]終了

  1回目 2回目 3回目 4回目 5回目
2.1.3J 25秒 25秒 25秒 25秒 25秒
3.0.0J 20秒 20秒 20秒 20秒 20秒

結果を見るにかなり高速化されています。
さくさくというわけにはいきませんが私にとっては十分許容範囲です。
まあ”2.1.3J”でも我慢できないほど遅いとは思ってなかったんですけど。
何しろ手元にあるPCもスマートフォンも遅い機種ばかりですので。
それはともかく、半年前にこの状態になっていれば
WiiUが評判を落とさずにすんだかと思うと残念でなりません。

さて、今回のアップデートは高速化だけではありません。便利化もされています。
詳しくはここに書かれていますが一部を個人的に評価しておきます。

ソフトウェア(ファームウェア、追加コンテンツ含む)のダウンロードの途中で
電源をオフにしても続けてやってくれるようになりました。
以前はダウンロードを開始してそのまま放っておくと、
終了してから無操作によって勝手に電源が切れていることが多かったのですが、
これで明示的に電源オフできるようになりました。
ただしここで言う電源オフはほんとの電源オフではないようで、
このとき本体LEDがオレンジに光っており、
HDMIから画像信号は出力されていないもののトランスミッターの電源は入っているようで、
HDMIセレクタが反応して面倒です。
これはちょっと問題で、通常状態で電源を落としてもオレンジになり、
しかも電源オフ時に一度HDMIのリンクが切れてからまたつながるらしく、
テレビでブルーレイレコーダーを使いながら
WiiUはGamePadのみで遊んでいていたりすると、WiiUを切った時に
HDMIセレクタが予定外の動作をして切り替わってしまいます。
これを防ぐには設定でオレンジ機能を無効にするしかなさそうです。

ところでインストールがダウンロードに続いて自動的に行われるように改善されました。
これまでダウンロードが終わってから手動でインストールするという謎の仕様だったのですが、
任天堂が認証したものしかダウンロードできないんですから、
PCじゃあるまいしそんな手間をかける必要ないでしょう。

WiiUではWiiのゲームも遊べるのですが、
いろいろ面倒なのでWiiを持っているならWiiでそのまま遊んだほうが楽です。
なのでWiiからWiiUに引っ越しして損したと思っていたのですが、
今回少し改善されました。
WiiUの電源を入れるときにGamePadのBボタンをずっと押していると
いつもと違う起動音が鳴って直接Wiiモードが立ち上がるようになりました。
ただしログイン作業はスキップできません。
ちなみにWiiモードからWiiUモードに復帰するときのログイン作業も健在です。
なおこのBボタン起動はWiiUにシンクしたWiiリモコンでも同様に機能します。
ただ、WiiUの電源が立ち上がった瞬間にリモコンとのリンクが一旦切れるらしく、
1ボタン等押してリンクを確立しないと失敗することもあります。
またWiiリモコンで立ち上げたとしてもWiiU GamePadのバーチャルキーボードで
ログインしなければならないという矛盾を抱えています。
やっぱりWiiのゲームはWiiで遊んだほうがよさそうです。

これまでWiiUにUSB接続のHDDを2台以上接続して電源を入れると

Wii U メニューで使用できる
USB記録メディアは1つだけです。

本体の電源をOFFにして、使用しない
USB記録メディアを抜いてください。

と表示されてトップメニューが起動しませんでしたが、
今回の更新後は

USB記憶メディアが
2つ以上接続されています。

USB記録メディアの初期化や
データの整理を行う場合は
本体設定の「データ管理」に
移動してください。

と表示されるようになります。
ただここで[やめる]を選択すると前と同じ動作になります。
実質[データ管理へ]しか選べない専用モードですね。
で、WiiUで初期化されたHDDが2つだけ接続されているときは、
HDD間(内蔵SSDとの間も)でソフトウェアのコピーや移動ができます。
大容量のHDDに買い替えた時用ですね。

今回新たにMiiverseやブラウザでWiiリモコン等が使えるようになりました。
ただ文字入力はWiiU Game Padからしかできないようです。
ということであまり実用的とは思えませんが、
夏の高速化でテレビ上のバーチャルキーボードを準備する布石かもしれません。

ファームウェア”3.0.0J”によりだいぶ快適になったWiiUですが、
ゲームが出ないのは相変わらずで、7月13日のピクミン3までは
やっと対応されたバーチャルコンソールで遊ぶぐらいしかありません。
とはいうもののそのバーチャルコンソールもまだまだタイトル数が少なくて…
WiiUの苦戦はしばらく続きそうです。

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