F1のチームオーダー

2013年シーズンが始まったF1世界選手権、先週末第2戦のマレーシアGPが開催されました。
決勝スタート早々にフェラーリ-アロンソがフロントウィングを痛め、なぜかピットインせず2週目に突入。
結果脱落したウィングに前輪を載せて曲がれも止まれもせず第一コーナーに消えました。
超高速のストレートエンドであんなことになればひどい事故になる可能性もあり、
ピットインさせなかった(しなかった?)チームの判断は理解に苦しみます。
最近はマシンが壊れても無理やり走るような行為も見られますが、
F1は安全性を高めるためにいろいろと対処はしているものの、
こういうのはレースコントロール側で強制ピットインなり強制スローダウンなり
させる必要もあるのではないかと思ったりしています。
1994年5月1日にサンマリGPでセナがレース中に事故死してから19年
(前日の予選ではラッツェンバーガーが事故死)。
M・シューマッハが骨折などやらかしはしたもののこの間GP開催中の重篤な事故はありませんが、
ただ運がよかっただけとみられるような激しいクラッシュもありましたし。
セナの事故死を眼前で見たシューマッハのいなくなった今シーズン、
今一度安全性について確認することも必要でしょう。
もしかすると厳しく対処することで無茶な追い越しやブロックによる接触も減るかもしれません。

前置きはおいておいて、本題のチームオーダーについてです。
過去明確なチームオーダーが禁止されていた時期もありましたが、
現在は傍受した無線であからさまなチームオーダーも聞こえてきます。
今GP、2つのチームオーダーが注目を集めており、
それらは奇しくもまったく正反対の結果を生み出しております。
レッドブル同士での優勝争いの中、チームオーダーを無視して同僚を抜いたベッテルと、
メルセデス同士での3位争いの中、チームオーダーに従って表彰台を逃したロズベルグです。
ロズベルグは生真面目なドイツ人らしく従ったんだな、
国民性が出たな、とか思ったのですが、よく考えるとベッテルもドイツ人ですね。
別にどっちがいいとか悪いとか言う気はないのですが、
あとで後悔するぐらいなら最初からやるなよな、とベッテルには言ってやりたいです。
やってしまったんならやってやったぜという態度は表では見せてほしいものです。
ベテランというには若すぎますが、チャンピオン経験者ですし、
おそらく今後10年はF1にいるでしょうから、そのあたり考えてほしいものです。
まあアロンソのようにチャンピオン獲得後に低迷を経験したこともなく、
バトンのようにチャンピオン獲得前に長く苦しんだこともない、
順風満帆なレース人生を歩んできた若造なんでしょうね、まだ。

ところで、今回のチームオーダーのそもそもの原因は、
タイヤがいつまでもつかわからないから大切に使え的なことだったようです。
今シーズンのピレリタイヤはどうも昨シーズン以上にもたないようで。
レースに不確定要素を盛り込むためにわざと劣化の激しいタイヤを使うというのは
私は以前からいやなんですが、今回の一件で見直してほしいですね。
大幅なレギュレーション改定がある来シーズンに早くも期待しているところです。