AirCardのファームウェアV147

PQI AirCardの新しいファームウェアが公開されました。
ここからファームウェアファイルとアップデート方法がダウンロードできます。
購入したときは

# cat /etc/version.txt
Product Name     : PQI Air card
Firmware Version : V138 JUN132012 M
Build Date       : 13 JUN 2012
Revision         : 2
WiFi Model       : Atheros AR6003 11n
Linux Kernel     : 2.6.32.28
Busybox          : 1.18.5

とバージョンは138だったので、9もあがっていることになりますが、
リリースノートの類がないため何が修正されたのかさっぱりわかりません。
まあしょうがないでしょう。

ところでファームウェアは

  • autoload.tbl
  • Image3
  • initramfs3.gz
  • mtd_jffs2.bin
  • program.bin

のファイルで構成されており、
以前見たFlucardと同様になっています。
program.binがブートローダ、Image3がLinuxカーネル、
initramfs3.gzがルートファイルシステム
(最初の8バイトを削除するとgunzipとcpio -iで展開可能)なのは確実ですし、
mtd_jffs2.binが設定ファイル格納用のフラッシュのイメージでしょう。
アップデート後に起動してログインし”/mnt/mtd”を見るとファイル構成は

config/cimgconf
config/dnsd.conf
config/hostapd.conf
config/softmac
config/udhcpd.conf
config/wsd.conf
config/wsd_backup.conf
wifilist.txt
wsdinfo

のようになっています。
autoload.tblがなぞなのですが、
ファームウェア保存用の内蔵フラッシュストレージの
パーティションテーブルみたいなものとか、
CPU内部のブートコードに対するオプションっぽいものとかと推察しています。
さらに新しいバージョンでも出てくればはっきりするかもしれません。
ちなみに英語版と日本語版の違いは、
ルートファイルシステムの中身を含めてまったく変わりません。
説明用のPDFが日本語化されているだけです。
更新後のバージョンは以下のようになります。

# cat /etc/version.txt
Product Name     : PQI Air card
Firmware Version : V147 DEC202012 M
Build Date       : 20 DEC 2012
Revision         : 2
WiFi Model       : Atheros AR6003 11n
Linux Kernel     : 2.6.32.28
Busybox          : 1.18.5

ファームウェアのバージョンが変わっただけです。

なお、ブートローダのイメージの後ろの方を見ると

fatload mmc 1 208000 image3; sf erase 200000 300000; sf write 1ffc00 200000 300000  

のような文字列がいくつか見られ、
u-bootでは”fatload mmc”はFAT形式のSDカードからのファイルリードコマンド、
“sf”はシリアルフラッシュへのアクセスコマンドであるので、
ファームウェアの更新はブートローダ内のマクロで行われていることは確実で、
変なブートローダを書きさえしなければ壊れてどうにもならなくなることはなさそうです。
これなら安心してルートファイルシステムを改変できます。
もちろん私は何も保証しないので、やるなら自分の責任でお願いします。

ところで、バージョンアップして何が変わったのかはよくわかりません。

広告