トランジスタ技術と付録のARM

最近本屋に行くことなく、いや行く必要もなく、
情報はネットで、出版物はamazonで、な感じなのですが、
先日久しぶりに行きました。
で、コンピュータ系の雑誌のところでトランジスタ技術(2012年10月号)を見つけました。
私がよく知るトラ技に比べるとかなりやせ細っているのですが、
付録がそれをカバーしています。
で、その付録に目が留まりました。
なんとARM Coretex-M0なDIPタイプのLSIが付いてくるのです。
思わず買ってしまったのですが、あけてびっくり、
開発環境(ソフト)を収めたDVDが1枚とLSIが1個入っているだけです。
つまりこれだけでは実質何もできないということです。
まためんどくさいものを買ってしまったとやや後悔してしまいました。
11月号で関連部品の通信販売をやってるようですが、
手持ちのもので使える範囲で遊んでみようとは思っています。

さて、ARM Coretex-M0 はARM7TDMIの直系子孫とも言えるチップで、
ARM7TDMIは私の得意分野です。
何しろ、アセンブラもガシガシ書けますし、
とある有名組み込みOSをARM7TDMIを搭載したマイナーチップにポーティングして
BSPを起こしたこともあるくらいですから。

このチップのアセンブラを書いていて感心するのが条件実行命令です。
アセンブラはZ80から入った口(年がばれる!!)で、
それまでx86系しか使ったことがなかったところに
組み込みに特化したARMの思想はなかなか刺激的でした。
ただ、次世代で導入されるARMの64ビットアーキテクチャではこれがなくなることになっており、
アウトオブオーダーの関係とは聞いていますが、私としては寂しい限りです。

アセンブラは他にもMIPSとかSH系もちょびっとだけかじったことがありますが、
遅延分岐の考え方自体が好きではなく、
やっぱりCPUはARMだよな、と長く思っており、
そうこうしているといつの間にかx86とARM以外はCPUにあらず的な雰囲気になってきました。
それは言いすぎだとしても、CPUの世界は多様性を失っており、
その上層のチップで多様性が開花するにいたっています。
しかしそれもいつまで続くのか。何しろ最終製品の画一化が進んでいますからね。