スマートフォンでカーナビ

SonyがPNDから撤退するなど、風雲急を告げるポータブルカーナビゲーション業界ですが、
その原因となったスマートフォンのナビゲーションアプリケーションが
どれぐらい使えるのか実際に試してみました。
使ったのは、

  1. Galaxy mini(Android2.2スマートフォン)+標準のマップアプリケーション(ver 6.10.0)
  2. iPhone4S+MapFunアプリケーション(有料)
  3. 古いiPad(WiFiモデル、GPSなし)+MapFunアプリケーション(有料)
  4. 車についている日産の数年前のディーラーオプションカーナビ(地図データがかなり古い)

の4つで、同時に利用してみました。
上三つの通信はWiFiでモバイルルータ経由で3Gでの通信となります。
一番最後のは参考程度に動かしていただけです。

まず1について、Galaxy miniと言うこともあり、
画面が小さいのでカーナビとしては視認性が悪く実用にはなりませんが、
逆に画面さえ十分に大きければ普通に使えそうです。
通信回線が必要なことがネックにはなりますが、
一般的なスマートフォンユーザーなら定額プランに入っているでしょうから
そこはあまり重要ではなく、
もはやPND専用機に生き残る余地はなさそうです。
3D表示にして運転席のサンバイザーにくくりつけておけば
ヘッドアップディスプレイっぽく使えます。
ARなAVIC-VH99HUDAVIC-ZH99HUDにはかなうすべもありませんが、
なんとなく未来的な気分は味わえます。
何しろGalaxy miniは電池容量が少なめなので、
充電ケーブルをつないでいないと2時間程で力尽きてしまいますが、
シガーソケットから電源を取れば問題ありません。
ちなみにデフォルトでは音声案内はオフになっており、
カーナビとして使うには変更しておく必要があります。

2についてはもはやPNDと同等の使い心地です。
やはりネット接続環境が常に必要なことと画面が小さめなのが玉に瑕ですが、
地図は常に最新ですし、これではPNDはお役ごめんですね。
バッテリーは数時間はもちました。
ちなみにMapFunアプリケーション自体の操作がちょっと癖があるので、
家で使い方を十分マスターしてから車に持ち込むことをお勧めします。
最低でも自宅と目的地はブックマークに登録してからナビさせましょう。

3についてはGPSがないため、案内開始時に現在位置が取得できず、
スタートできないことが多々ありますが、
取れてしまえば思った以上に正確で結構実用になります。
画面は大きく見やすい、というかむしろでか過ぎて置き場所に困るぐらいですからねぇ。
使ってみた感じではバッテリーも10時間ぐらいもつかもしれません。
まあ、本格的に使うにはGPS付きの3Gモデルを使ったほうがいいでしょう。
もしiPhone4SのGPSデータをiPodで使い、両方で設定や案内が連携できると完璧なんですが、
MapFunで対応してくれませんかねぇ。

さて、ナビゲーションとは別にちょっと困ったことがあったので書き残しておきます。
iOSの標準のマップアプリケーションで、
一本しか刺せないっぽい赤いピンが消えず四苦八苦したのですが、
これは検索窓に書かれている住所を消す(“〒”のみを残す)と消えてくれます。

それからAndroid標準のマップアプリケーションで案内履歴を消したいときは
[設定]アプリケーションで[アプリケーション]-[アプリケーションの管理]メニューを開き、
[マップ]アプリケーションを選択して[データを消去]ボタンを押すしかないようです。

またAndroid標準のマップアプリケーションで長タップしてふきだしを出し、
それをタップして詳細アクティビティを出すと右上に星マークがあり、
それをタップすると星マークに色が付いてブックマークに登録できるのですが、
その登録先はログインしているGoogleアカウントのbookmarksの[ラベルなし]分類で、
これをマップアプリケーションから直接呼び出すことはできないんですね。
複数アプリケーションの切り替えが簡単なWindowsなんかだと
この仕様でもまあいいかとなりそうですが、
小さなAndroidスマートフォンだとかなりきついですね。
もうちょっと何とかしてほしいところですが、
きっと端末側の進化で解決されちゃうんでしょうね。

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