DIGA BZT710 の DLNA(お部屋ジャンプリンク)

先日購入した DIGA BZT710について先日感想など書きましたが、
宿題となっていたDLNA(お部屋ジャンプリンク)について書いてみます。
ちなみに、あんまり説明書を読まずに使っています。

まず試して出来たことを書きましょう。

BZT710をDLNAサーバ、PS3をクライアント(レンダラー+コントローラー)として使用できました。
BZT710のリモコンの[メニュー]ボタンを押し、[初期設定]-[ネットワーク通信設定]
-[お部屋ジャンプリンク(DLNA)/スカパー!HD録画設定]メニューをたどり、
[お部屋ジャンプリンク機能]を”入”、[レート変換モード]を”オート”、
[アクセス許可方法]を”自動”にし、
PS3でメニューを[設定]-[本体設定]とたどり、
[DTCP-IPを有効にする]を”ON”にして、
PS3の[ビデオ]メニューに現れた[DMR-BZT710]の中から
コンテンツ(DRでもHXでも)を選択して再生することが出来ます。
音声付き1.5倍速は可能ですが、30秒スキップはできません。
私にとってはBZT710よりPS3の方が使いやすくはありますが、
早送り開始時に絵が伴わない等あり、わざわざ常用しようとは思いません。

なお、DTV-X900をクライアントにすることも出来ました。
こちらだと30秒スキップも出来ますし、
ネットワーク経由であることを意識させるような操作上の遅延もありません。
PS3より快適です。これはいいかも。
ただし、リアルタイム視聴用のチューナー選択は失敗します。
まあこれはPS3も同じです。

またBZT710をDLNAクライアント、MZK-USBSVサーバの組み合わせで動作しました。
MZK-USBSVにはFAT32でフォーマットしたUSB-HDDをつなぎ、
USB-HDDにはPUBLICディレクトリに著作権保護されていないHDなMPEG2(TS)ファイルを保存し、
MZK-USBSVのメディアサーバー機能をPUBLICディレクトリに対し有効にした上で、
BZT710の[スタート]ボタンから[お部屋ジャンプリンク]メニューを選び、
同一サブネット内にあるMZK-USBSVが表示されているはずなのでそれを選び、
コンテンツを再生することが確認できました。
ですが、早送りも巻き戻しもできず、まったく実用になりません。

DTV-X900をDLNAサーバにして録画した番組を再生することが出来ました。
こちらだとトリックプレーは可能で、
30秒スキップも出来ますが、音声付き1.5倍速再生は出来ません。
ただ、コンテンツを再生していてある特定の場所に達すると、
ネットワークエラーで再生が止まります。
実用になりません。
ちなみにPS3をクライアントにすると30秒スキップはできず、
音声付き1.5倍速再生時に音声がおかしいです。

もうひとつ出来たのはiPadに純正の”DIGA remote”をインストールして、
iPadをコントローラにすることです。
番組をiPadの画面上で視聴できるわけではなく、
iPadを高性能なリモコンにするだけですので誤解のなきように。
録画した番組一覧をiPadの画面上で高速スクロールさせながら確認できますし、
番組を再生して、トリックプレーしたり、
PCの動画ビュアーのようにドラッグで再生時刻を移動したりできます。
リアルタイム視聴中のチャンネルを変えたり、
DIMORAのサイトに飛んでウェブブラウザ上で番組表を見たり、
録画予約が出来たりもします。
BZT710とiPadが同一サブネットにないと使えないという問題もありますが、
便利といえば便利です。
でも、積極的に使おうと思うかというと…そうでもないですね。

ではここからは出来なかったことを書くことにします。

iPadはレンダラーにはなりませんでした。
iPadのDLNAクライアントアプリは結構ありますが、
DTCP-IPに対応したものはなく、
結果BZT710に録画したコンテンツの再生は出来ません。
これはAndroidでも同様で、
プリインストール用のDTCP-IP対応アプリケーションはあっても、
ダウンロードしてインストールするアプリケーションに
対応したものは見当たりません。
多分大人の事情なのでしょう。

ではPCはどうかというと、
Windows XP(32bit)にDiXiM Digital TV plus またはDiXiM Digital TVの
無料体験版をインストールしようにも
3台中2台はインストールできず、
インストールできた1台も、BZT710のコンテンツを再生することは出来ませんでした。
ためしにRDLNAも使ってみましたが、
“Linux/4.0″として認識はしてくれるものの、
コンテンツ一覧も表示してくれません。

DLNAについては数年前にもいろいろためし、
今回もいろいろ試してみましたが、
使い物になるには程遠い状況であることを
改めてさせられることになりました。
大人の事情が絡み合い、家電各社の囲い込みもあって、
結局エンドユーザが犠牲になるという、よく見るパターンですね。
欧米ではともかく、日本ではテレビ番組を録画したものが、
自由に再生できる状況にならなければ、
どんな名前をつけようと開発者の自己満足にしかなりません。
この状況が早く打開されることを望むばかりです。