ソフトバンクがつかんだプラチナバンド

昨年からバトルが繰り広げられていた携帯電話の900MHz帯が
下馬評どおりソフトバンクのものとなりました。
総務省の資料をいろいろ探したところ、
実際に割り当てられる周波数は
上りが900~915MHz、下りが945~960MHzの15MHz×2ということのようです。
ただし、MCA無線が905~915MHzを、RFIDが954~958MHzを2018年3月31日までは使うので、
それまでソフトバンクが使えるのは
900~905MHzと945~950MHzの5MHz×2ということになります。
ちなみにMCA無線は930~940MHzに、RFIDは915~930MHzに移ります。

ところでiPhone4SはHSDPAの900MHzと2100MHzに対応しています。
この900MHzはバンド8と呼ばれているもので、
正確には上りが880~915MHz、下りが925MHz~960MHzです。
5MHz×2で下り最大14.4MbpsのHSDPAサービスが構成できるので
ソフトバンクはiPhone4Sのために2012年7月から1チャンネル分増やすことができます。
iPhoneのほかにも、私の手元にある BM-MF30 や Galaxy Mini S5570 のような
グローバルスマートフォンであれば、そのまま使えるようになるはずです。

ソフトバンクの電波改善に期待を寄せる声が聞こえる一方で、
ドコモが使ってる830~840MHzと875~885MHzとの干渉を心配する声もあります。
干渉については実際にやってみないとわからないというのが正直なところでしょうが、
ソフトバンクがLTEだとまずいけどWCDMAなら問題ないという意見が多いようです。

ところで電波改善についての個人的な意見を述べさせていただけば…
そもそも2GHz帯は以下のような配分になっております。

上り(MHz) 下り(MHz)
au 1926.25~1938.75 2116.25~2128.75
ドコモ 1942.6~1957.4 2132.6~2147.4
ソフトバンク 1962.6~1977.4 2152.6~2167.4

ドコモもソフトバンクももらっている周波数幅は同じで、ここで3Gを展開しています。
現時点(900MHz未使用時点)で日本と世界を見比べたとき
3Gで共通しているのはこの2GHz帯のみということになります。
グローバルスマートフォンを日本にそのまま持ち込んだ場合、
多くはこの2GHz帯しか使うことができません。
まさにiPhoneがそれです。
Galaxy Nexusは世界中で同一機種が流通しているように見えますが、
ドコモ向けにはFOMAプラスの800MHz帯(バンド6)(上り830~840MHz、下り875~885MHz)対応を
追加した機種が供給されており、iPhoneとは状況が違うことは確かですが、
私が常用するBM-MF30のような真正のグローバル端末では2GHzしか使えないことは確かで、
ドコモとソフトバンクで条件はイーブンです。
ですが、ドコモの2GHz帯だけでも私はまったく困ったことがありません。
余談ですがドコモはiPhoneについてAppleに同様の対応を要求して断られたともうわさされています。
そんなわけで、ソフトバンクはプラチナバンドがないから、
よく圏外になり、屋内でつながりにくく、速度も遅いと主張していますが、
実はプラチナバンドを手に入れても状況は言うほど改善しないのではないかと。
現状ではドコモもソフトバンクも3Gは基本2GHz帯で展開し、
800Mhzや1.5Ghzは補完的に使用しているようです。
正直ソフトバンクがさらに900MHzを手に入れて劇的な変化があるとは思えないのです。
私はソフトバンクを使ったことがないので人から聞いた印象でしかありませんが、
エリアの広さと加入者数を考えるとソフトバンクのつながりにくさは
ソフトバンク自身が何かしくじっているように感じてなりません。

なおこの意見はあくまでも個人的な推定です。
正解は2012年7月25日以降に明らかになるでしょう。
私の疑念を払拭してくれたあかつきにはソフトバンクのiPhone契約も検討します。
いや900MHz関係なしにau IS01からNMPするかもしれません。

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